数あるバンド楽器の中でも、ドラムというものは、
それ自体がメロディを奏でるものではない、
一種特殊な楽器だと言えるだろう。
基本的に、曲の根幹となるリズムを刻み、
その曲を重厚なものとすることに特化している。
ベースも、役割としてはドラムと同じだが、
そちらにはまだメロディがあるから、ギターとドラムの中間的存在だ。
さて、そのドラムであるが、演奏するのに絶対必要なものがある。
それは、リズム感である。
技術は、後から練習することで、いくらでも上達させられるが、
リズム感だけは、持って生まれた才能のようなものなので、
後からどうこうすることは難しいだろう。
このリズム感というやつ、自分にはあまりないのだが、
一定のテンポを崩さずに、リズムを刻むことができるのは、
はっきり言って羨ましいと思う。
自分なんかだと、絶対に途中からテンポがおかしくなってしまう。
また、そのリズムによって、曲全体のスピードまで支配できるのだから、
全くたいしたものだと思う。
ともかく、そのリズム感が欠如している人間には、
本人がいくら望んだとしても、ドラムを演奏することはできないだろう。
逆に、リズム感さえ確かであれば、ドラムという楽器は
最高に気持ちよく、性にあったものになるだろう。